top of page
  • 執筆者の写真Kaz Uematsu

アメリア北西海岸での油流出と野鳥への影響

油流出の状況

 今月、アメリカ北西海岸での油流出により、多くの野鳥が影響を受けています。ロングビーチからリンカーンシティにかけての広範囲にわたるこの流出事件では、5月19〜21日にかけて少なくとも10羽の鳥が油に覆われて発見され、そのうち3羽が死亡しました。この事態を受け、地元当局や環境保護団体は早急な対応を求められています。

 調査によれば、油流出は不特定の地点から始まり、海流により広範囲に広がったと考えられています。沿岸警備隊は油の正確な流出源を特定するため、周辺海域の詳細な調査を実施しています。現時点での調査結果は明らかにされていませんが、迅速な対応が求められています。


被害を受けた野鳥

 被害を受けた野鳥は主にウミガラス(Common Murres)で、繁殖期を迎える前に海岸近くで発見されています。ウミガラスは海鳥で、沿岸地域に多く生息し、魚を主食としています。油に覆われた状態では、羽毛の防水性が失われ、低体温症や餌の捕獲が困難になるため、非常に危険な状態です。

 野生動物保護団体は、油に覆われたウミガラスを救出し、リハビリ施設での治療を進めています。これらの施設では、鳥たちの羽毛から油を除去し、健康状態を回復させるための専門的なケアが行われています。回復した鳥たちは、再び自然に戻される予定です。

 ウミガラスは日本で絶滅危惧IA類に指定されている海鳥で、国内では北海道の天売島でのみ繁殖している。[1][3] 体長約40cm、体重約1kgの大型の海鳥で、夏羽と冬羽で模様が異なる。[2][4] 天売島での生息数は1960年代の8,000羽から急激に減少し、2011年以降は20羽前後と深刻な状況が続いていたが、2023年5月には33年ぶりに100羽を超える飛来数が確認された。[3][5] 天売島以外では、繁殖期に同島周辺の海域、非繁殖期には北海道や本州北部の沿岸から沖合に生息する。[4]


情報源

[1] ウミガラス | 絶滅危惧IA類(CR) https://albatrossday.org/seabirds/CR/Common_Murre.html

[2] ウミガラス - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%9F%E3%82%AC%E3%83%A9%E3%82%B9

[3] ウミガラス | 自然環境・生物多様性 https://www.env.go.jp/nature/kisho/hogozoushoku/umigarasu.html

[4] いきもの情報:ウミガラスを展示しました | 新潟市水族館 ... https://www.marinepia.or.jp/news/20210408_14445.html

[5] 絶滅危惧種ウミガラスの飛来数、33年ぶりに100羽超え 東京で ... https://www.tokyo-np.co.jp/article/215416


原因究明と対策

 現在、米国沿岸警備隊と州の野生動物保護当局が、油流出の原因を特定するために調査を進めています。これには、流出源の特定と油の成分分析が含まれます。調査結果はまだ明らかになっていませんが、迅速な対応が求められています。

 市民に対しては、油に覆われた野生動物を見つけた場合、触れずに専門機関に連絡するよう強く呼びかけています。また、ボランティア活動として、沿岸の清掃活動にも多くの人々が参加しています。


今後の展望と市民の役割

 油流出は環境に深刻な影響を及ぼすため、迅速な対策と市民の協力が必要です。環境保護への意識を高め、野生動物の保護活動に積極的に参加することが重要です。市民ができる具体的な行動として、ビーチクリーン活動や野生動物保護団体への寄付、教育プログラムへの参加が挙げられます。これらの取り組みは、今後の類似の事故を防ぐためにも重要です。


まとめ

 アメリカ北西海岸で発生した油流出は、多くのウミガラスを含む野鳥に深刻な影響を及ぼしました。現地当局は流出の原因を特定し、対応策を講じるための調査を進めています。市民の協力と環境保護への意識向上が求められており、ボランティア活動や寄付が重要な役割を果たしています。自然環境と野生動物の保護は、今後の持続可能な未来のために不可欠です。

 

この記事は https://www.ijpr.org/environment-energy-and-transportation/2024-05-21/officials-search-for-source-of-oil-thats-coated-killed-northwest-coastal-birds を基に作成されました。

 

日本では、環境保護団体のスタッフが被害調査を行う際の費用を支出するシステムがありません。そのため、NRDAアジアは現地での支援活動を続けるために外部からの資金援助が必要です。もし可能であれば、私たちの活動へのご支援をお願いします。皆様のご寄付が私たちの取り組みを支えることになります。【寄付リンク】

 

閲覧数:10回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page