対馬野鳥の会に皆さんからの情報で、対馬空港すぐそばの海岸に標識をつけたオオソリハシシギを観察に寄りました。以下は黄海の環境悪化により年率数%の割合で渡り鳥の個体数が減少し続けている、 EAAFP(東アジア・オーストラリア地域フライウェイ・パートナーシップ)2013年9月のニュースレターからの引用;
「(2013 年 6 月 10 日)アラスカ、アンカレッジ: CAFF(北極圏植物相・動物相保存事務局) Conservation of Arctic Flora and Fauna (CAFF)および EAAFP(東アジア・オーストラリア地域フライウェイパートナーシップ)Par tnership for the East Asian-Australasian Flyway (EAAFP) では、5 千万羽以上の水鳥の 生息地である渡りのルート沿いの鳥たちのための、より良い協力関係の推進と保護に向 けた決議 Resolution of Cooperation に調印しました。
東アジア・オーストラリア地域フライウェイは、重要な渡り性水鳥の渡りのルートです。 その範囲は、北極圏内のロシアやアラスカから南方の東アジア、東南アジアを横切り、 南のオーストラリアやニュージーランドも含めた 22 カ国に及んでいます。このフライウ ェイには、IUCN で指定された世界で絶滅の危機に瀕している 33 種の渡りの中継地が含 まれています。
シギ・チドリ類、カモ類、白鳥、ガン、ツルなどの渡り性水鳥は、このフライウェイを 世界の個体数の 45%と共有しており、そのうちの数種は生息地の変化や破壊等の人間活 動に帰因する絶滅の脅威にさらされています。前回の「北極圏報告書 Arctic Report Card, 」によれば、ホウロクシギ、オバシギ、コオバシギ、及びオオソリハシシギ等を 含めた 32 種の調査では、北極圏の水鳥の個体群のうち 11 種が減少していました。科学 者らは、残りの 21 の北極圏種の傾向が明らかになるような、現在や過去の個体群につい て十分な知見を持っていません。」