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わかしおオイル・スピル①

  • K. Uematsu
  • 2020年7月25日
  • 読了時間: 1分

 長鋪(ながしき)汽船(岡山県笠岡市)の関連会社が保有・管理し、商船三井が運航するケープサイズバルカー「WAKASHIO(わかしお)」(20万重量トン級、2007年竣工、パナマ船籍)がインド洋の島国モーリシャス沖で座礁、燃料の油が流出した。

 「WAKASHIO」は7月4日に中国を出港。シンガポール経由でブラジル方面に向けてインド洋を航行中、現地時間7月25日午後7時25分にモーリシャス島の南東0.9マイル沖で座礁した。座礁後ただちに長鋪汽船は商船三井と連携し、サルベージ会社などに協力を要請し離礁作業に当たったが、波浪が強く作業が難航。機関室底部が損傷し浸水が発生。8月6日に燃料タンクに亀裂が生じ燃料油が流出した。本船にはインド人、スリランカ人、フィリピン人の乗組員20人が乗船していたが、全員無事に救助され人的被害はなかった。貨物は積載していなかった。


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