報道写真から、マングローブの被害とウナギの死体の記録を確認しました。
モーリシャスではマングローブ林が広く分布し、保護された沿岸の沼沢地や河口域を おおっていますが、マングローブは有機物に富み酸素の少ない泥の表面上に複雑な 呼吸根を有しています。油はその呼吸根の口をふさぎ、あるいは、塩分バランスを 崩し、落葉と枯死をもたらすことがあります。 また、根部は、付近の動物の穴から新鮮な油が入り込んで傷み、若木による増殖が 妨げられて、しばらくの間、影響が続くことがあります。
湿地の保護は、海洋での油流出に対応して、高い優先性で行われるべきです。 なぜなら、沼沢地やマングローブ林から油を物理的に除去することはきわめて 困難だからです。
日本からの息の長い復旧支援が必要です。