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執筆者の写真Kaz Uematsu

日本鳥学会2024 -初日-

更新日:9月18日

日本鳥学会2024:カンムリウミスズメ再確認とともに海鳥研究の躍進を実感

 2024年9月14日、東京大学農学部キャンパスで開催された日本鳥学会2024に参加しました。今回の参加目的は、この春に男女群島でカンムリウミスズメを再確認したことについてのポスター発表です。その発表を中心に、学会初日の様子をお伝えします。





カンムリウミスズメ再確認:希少種保護の新たな一歩


 男女群島でのカンムリウミスズメ再確認は、海鳥保護活動において大きな意義を持つ出来事です。このポスター発表を通じて、希少種の生態や保護の重要性について、多くの研究者と意見交換ができることを楽しみにしていました。





小学生との共同研究:未来の鳥類学者たち


 会場に到着後、自身のポスター掲示と並行して、小学生との共同研究発表ポスターも確認しました。若い世代の鳥類への関心と研究への意欲に、大変感銘を受けました。彼らの純粋な好奇心と鋭い観察眼は、私たち研究者にも新鮮な視点をもたらしてくれます。





海鳥研究者との再会


 ポスター掲示を終えた後、会場内を歩いていると、綿貫会長をはじめ、多くの顔見知りの海鳥研究者と再会することができました。コロナ禍を経て、久しぶりに直接顔を合わせての交流に、研究者としての喜びを感じました。




海鳥関連発表の増加傾向


 午後からは海鳥関係の口頭発表を聴講しました。今回の学会で特に印象的だったのは、年々海鳥関係の発表が増加していることです。気候変動や海洋汚染など、海鳥を取り巻く環境問題への関心の高まりが、この傾向に反映されているのではないでしょうか。




今後の展望


 初日を終えて、海鳥研究の重要性がますます認識されていることを実感しました。カンムリウミスズメの再確認という成果を踏まえ、NRDAとしても、この潮流に乗り、アジア地域での海鳥保護活動をさらに推進していく必要性を感じています。

明日以降も、新たな知見や刺激的な議論との出会いが楽しみです。引き続き学会の様子をお伝えしていきますので、どうぞお楽しみに。

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