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東日本大震災から15年:NRDA アジアの歩みと、オオミズナギドリから紐解く鳥類研究の現在
東日本大震災から15年という大きな節目を迎えるにあたり、当時のNRDA アジアの活動を振り返るとともに、2014年に私たちが発表したオオミズナギドリの調査報告以降、鳥類に関する研究がどのような進展を見せてきたのか、主要なトピックを整理しました。 震災当時のNRDA アジアの活動と提言 NRDA アジア(特定非営利活動法人 NRDA アジア)は、人間活動に起因する環境災害から野生生物を救護し、アジアの豊かな海洋環境を次世代に引き継ぐことを目的に、震災をきっかけに2011年に設立されました 。 震災直後の2011年5月、 日本と米国の専門家が集まった「専門家会議」 において、NRDAアジア代表が共同委員長を務めました 。この会議では、福島第一原子力発電所事故の規制区域内に残された伴侶動物、家畜、および野生動物への対応について緊急の提言が行われました。特に野生動物に関しては、ミズナギドリやアホウドリといった移動性の高い種への長期的影響をモニタリングすることや、海洋環境における海鳥のサンプル入手、そして放射線学、生態学、病理学などを含む学際的なアプロ

Kaz Uematsu
3月11日読了時間: 4分


【活動報告】2026年対馬海鳥調査:ICT監視体制を強化、2拠点でのリアルタイム見守りがスタート
NRDAアジアは、2026年度も冬の対馬において海鳥の保護・調査活動を継続しています。昨年に引き続き、KDDI財団との共同事業として進めている「ICTを活用した海鳥保護プロジェクト」は今年で2年目を迎え、監視体制がさらに大きく進展しました。 今回のブログでは、新たに導入した監視カメラの設置状況と、2月前半の調査結果についてご報告します。 ■ KDDI財団との共同事業2年目:上島・下島の2拠点監視へ 2025年から始まったKDDI財団との共催事業では、衛星通信システムと遠隔監視カメラを組み合わせ、油汚染された海鳥を早期に発見・保護するシステムの構築を目指しています。 1. 下島(昨年からの継続カメラ) 昨年設置された監視カメラは、本年も2月3日から対馬下島にて稼働を開始しました。このカメラ映像のモニタリングには、東京在住ボランティアさんが協力してくださっています。遠隔地からリアルタイムで海岸を監視することで、現地スタッフと連携した迅速な対応が可能となっています。 2. 上島(今年度追加の新型カメラ) 今年度の大きな進歩として、さらにカメラを1台

Kaz Uematsu
2月24日読了時間: 3分


2026年 対馬海鳥調査前半報告
特定非営利活動法人 NRDAアジアは、環境災害から野生生物を救い、アジアの生態系を保全するために活動しています。特に、冬の対馬は世界的に見てもアビ類などの油汚染個体が漂着する稀有な地域です。 調査の目的と背景 本調査は、OPRC条約(1990年の油汚染に係る準備、対応及び協力に関する国際条約)に基づき、海洋汚染事故への準備および対応体制維持目的として、NRDAアジアが設立以来 JEDIC の活動を引き継いで実施しているものです。 対馬におけるこの活動は、深刻な海鳥被害が認められた2006年から継続されており、コロナ禍による2年間を除き毎年実施しています。対馬近海では、例年1月から3月にかけて北西の季節風が強まる時期に、廃油の不法投棄や船舶事故に起因すると推測される油汚染被害がアビ類を中心に発生するため、継続的なモニタリングが不可欠です。 実施概要 実施期間:2026年2月3日(火)~2月19日(日) 実施内容: * 自動車による海岸線調査 * 徒歩による漂着鳥調査(Beached Bird Survey) 調査結果..

Kaz Uematsu
2月20日読了時間: 2分


福岡〜壱岐〜対馬 航路洋上調査
活動報告】福岡〜壱岐〜対馬 航路洋上調査:カツオドリと希少種カンムリウミスズメを視認 調査日:2026年1月26日〜1月31日 調査者:NRDAアジア 植松一良 調査船:ウミスズメ号 NRDAアジアは、アジアの豊かな海洋環境を次世代に引き継ぐため、日々海洋生態系のモニタリングを行っています。今回は、福岡市小戸港を出航し、壱岐を経由して対馬へと向かう航路において、海鳥の生息状況調査を実施しました。 1. 調査航程と海象待ち 1月26日:日の出と共に福岡市小戸港を出航。冬の玄界灘を北西へ進み、夕暮れ前に壱岐の芦辺港へ入港しました。 1月27日〜29日: 壱岐にて「日和(ひより)待ち」。冬の玄界灘において、風や波の状況を見極める判断は、安全かつ正確なデータ収集のために極めて重要です。 1月31日:風が落ちたタイミングで、日の出時刻に芦辺港を出港。夕刻に対馬の樽が浜へ接岸しました。 2. 海鳥の視認記録 今回の航路では、以下の貴重な観察記録が得られました。 ■カツオドリの確認 1月26日の壱岐・芦辺港沖にて3羽、さらに1月31日の芦辺港沖5マイル地点で

Kaz Uematsu
1月31日読了時間: 2分


2026年諫早湾ナベヅル・マナヅル越冬調査参加報告
2026年日本野鳥の会長崎県支部主催のナベヅル・マナヅル越冬一斉調査をお手伝いして来ました。 日時:2025年1月15日(木)10:00-11:00 場所: 長崎県諫早市及び雲仙市の干拓地 主催: 日本野鳥の会長崎県支部 当日は寒風の中、広大な干拓地に集うツルたちの姿を記録。調査の様子と、この活動の意義についてご報告します 。 1. 調査当日の様子 中央干拓駐車場を拠点に、吾妻干拓、森山干拓、小野島など、ツルたちが飛来する複数の地点で同時にカウントを行う「一斉調査」がおこなわれました 。 【今回の調査メンバー】 * 日本野鳥の会長崎県支部 役員:6名 * 日本野鳥の会自然保護室(本部):3名 * NRDAアジア:1名(昨年に続いて2回目) 今回は本部のスタッフもはじめて加わり、一斉調査の手法確認や、環境省への働きかけに向けた現地の状況把握が行われました 。双眼鏡や望遠鏡を使い、一羽一羽、種類を慎重に見極めていきます 。 2. なぜ「 諫早市・雲仙市 」での調査が重要なのか?(越冬地の分散化) 現在、世界のナベヅルの約8~9割、マナヅルの約5割が鹿

Kaz Uematsu
1月15日読了時間: 2分


夏休みの思い出!秋川リバークリーンアップ
2025年8月15日、NRDAアジアは秋川の山田大橋上流でリバークリーンアップ活動を実施しました。今回は小学3年生の男の子と中学1年生の女の子、そしてそのお母様、さらにNRDAアジア事務局のメンバーが参加しました。 「海のプラスチックゴミの70%は陸から来ている」と言われ...

Kaz Uematsu
2025年8月16日読了時間: 2分


2025年7月22日:無人島「黒島」に上陸!新たな挑戦、海洋ゴミ監視カメラ設置プロジェクト始動
特定非営利活動法人Natural Resource Damage Assessment of Asia(NRDA アジア)は、環境災害により危機に瀕した野生生物の救護とリハビリテーションを通じてアジアの生態系保全に貢献しており、特に長崎県対馬市における海洋汚染の影響を受けた...

Kaz Uematsu
2025年7月26日読了時間: 6分


渥美半島 漂着鳥調査報告 5/24/2025
はじめに 愛知県の渥美半島では、古くから 晩春から初夏にかけて ミズナギドリ類の漂着が知られています。特に、南オーストラリアで繁殖し北上する ハシボソミズナギドリ が多く漂着することが確認されています。この漂着現象を長期にわたり調査することは、南氷洋の生物資源推移を評価す...

Kaz Uematsu
2025年5月26日読了時間: 4分




自然を満喫!紅葉シーズンの弁天山イベントを開催しました🍁
青空が広がる秋晴れの下、紅葉が美しく彩る弁天山で自然を存分に楽しむイベントを開催しました。参加者の皆さまにご協力いただきながら、バードウォッチングや収穫体験、特製パエリアランチなど盛りだくさんの一日となりました。

Kaz Uematsu
2024年12月6日読了時間: 2分
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