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  • 執筆者の写真Kaz Uematsu

クリムゾン・ポラリス・オイルスピル(第三報)


日本郵船がMI-DAS LINE S.A.社(洞雲汽船株式会社の関連会社、以下「船主」)から傭船している木材チップ専用船CRIMSON POLARIS(クリムゾン・ポラリス、以下「本船」)が8月11日(水)八戸沖で座礁し、8月12日(木)午前4時15分に船体が分断、油の流出が発生した件で、引き続き油濁の防除作業、分断された船体の監視にあたっている。


1.油濁の防除(8月12日午後7時現在)

本船は座礁した8月11日時点で、燃料としての重油約1,550MTと軽油約130MTを保有していました。現時点で流失した油の量については特定できておりません。海上災害防止センターにより、油処理剤、吸着マットを使用して油濁の防除作業が継続されている。また、海岸への油漂着が確認され次第、油回収業者がビーチクリーニングを行う様に準備を行っている。


2. 本船の状況

船体やや後方部の5番貨物艙と6番貨物艙の間付近に発生した亀裂が進行し、前後2つ(船首部と船尾部)に分断した。分断された船首部は浮遊状態で錨鎖により留まっており、船尾部は海底に着底している模様。分断された船体の曳航・処置については現在船主および船舶管理会社が関係当局およびサルベージ業者と環境汚染防止を最優先に検討しており、気象・海象を注視しながら付近にタグボートを配置して、挙動を監視している。


3. 事故の原因調査

座礁事故の原因については現在確認中で、本船船長に対して捜査当局が事情聴取を実施しています。


日本郵船ホームページより


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